地域の“遺伝子”を、未来へと引き継ぐ。神戸の下町を舞台に、クリエイティブなスキルと発想を持ち寄り、新しいコミュニティと事業をつくるワークショップ「KOBE MEME(コウベミーム)」が始動!
大阪や三宮といった都市部からのアクセスが良く、暮らしやすい長田区南部、兵庫区南部には今、若手のクリエイター(アーティストやデザイナーなど)や起業家の移住が増加しています。
フリーランスの労働市場が年々拡大している一方、様々な課題を抱える地域では、多様な働き方を実践するクリエイティブ人材のスキルやアイデアが求められています。
KOBE MEMEは、公募で選ばれたクリエイターと、地域の大学生、住民が協働しながら、町の問題を解決していくための事業を立ち上げ、持続的なコミュニティを育むプロジェクトです。
KOBE MEMEウェブサイト
MEME(ミーム)とは?
地域には、人々の間で長年培われてきた目に見えない手仕事や慣習などの「地域らしさ」があると思います。そうした地域らしさは、生物学的遺伝子【GENE】に対して、文化的遺伝子【MEME】であると言えます。古くから地域に存在するMEMEを掘り起こし、新しい事業やプロジェクトを発案して未来へと引き継ぐ。そんな願いを込めてKOBE MEMEと名付けました。
こんな人におすすめ!!
・グラフィックデザイナー、UI/UXデザイナー、編集者/ライター、プログラマなどクリエイティブ職の方
・神戸にゆかりがあり、地域の課題解決に取り組みたい・地域とつながりたいクリエイター、起業家
・京阪神エリア在住/在勤で、広くまちづくりやクリエイティブの仕事に関心のある方
・京阪神エリア在住/在勤で、地元のまちづくりに長田区や兵庫区での取り組みを参考にしたい
神戸市全9区で最も空き家率と高齢化率が高い「長田区」。細い路地が入り組み、工場や商店、住宅が混在する歴史ある漁村集落で、昔ながらの下町情緒溢れる街並みが残っているエリア。ケミカルシューズやマッチを代表とした地場産業が集積し、多文化で多彩な下町コミュニティが形成されています。
かつて大輪田泊として繁栄した平清盛ゆえんの地である「兵庫区」。古い歴史をもつ建物や史跡が街の至る所に存在し、中央卸売市場など観光資源が豊富にあるにも関わらず、現状は区としてあまり周知されていません。沿岸部には造船業をはじめ重工業地帯が立ち並び、ものづくりの拠点として機能しています。
ワークショップ概要
・募集定員
30名(応募多数の場合書類選考あり)
・活動内容
神戸にゆかりのある多彩な講師による講座・下町芸術大学(※)を受講する傍ら、活動エリアごとに分かれたグループで地域×クリエイティブの事業プランを構想します。自主的なグループワークによって発想された事業プランは、翌年度以降、担当グループとメンター、ディレクターとともに事業化を目指します。
・活動期間
2018年9月~2019年3月
※2019年度4月以降は任意参加(新年度に新たに参加者を補充予定)
・活動場所
神戸市長田区、兵庫区
・参加費
無料(現地までの交通費、および飲食費・宿泊費等は実費)
・参加条件
下町芸術大学(※)の講座(全11回)のうち、第一回(9月23日)および3回以上参加でき、かつグループワーク(全4回)に2回以上参加可能な18歳以上の方
※講座以外でのグループワークの活動場所はチームごとに用意いたします。
また、自主的なグループワークの活動日程に関しては、適宜チャットツール(slack、Facebook)を通して調整いたします。
・応募締め切り
9月15日(土)23:59 必着
※受講者の発表は18日以降順次ご連絡します。
お問い合わせ
shinnagata.artcommons@gmail.com(新長田アートコモンズ実行委員)
お申し込みはこちら
プロジェクトスケジュール
下町芸術大学(※)の講座(全11回)のうち、初回(9月23日)および3回以上参加でき、
かつ指定のグループワーク(全4回)に2回以上参加いただける方が対象です。
そのほか、自主的なグループワーク、地元関係者へのヒアリングなどが不定期で開催されます。
フェーズ01 2018年9月~12月
下町芸術大学の座学・フィールドワークに参加しながら、地域の歴史、風土、課題を知る
フェーズ02 2018年10月~12月
グループごとにヒアリングやリサーチを行い、担当エリアを決める
フェーズ03 2018年11月〜2019年2月
グループごとに事業プランを構想、公開プレゼンテーションに向けた準備を行う
フェーズ04 2019年3月
リハーサル、公開プレゼンテーション、交流会
フェーズ05 2019年4月〜
事業プランをブラッシュアップし、翌年度に地域内で実践する
下町芸術大学(※)とは
神戸の下町である長田区、兵庫区の歴史や風土といった文化的背景を学ぶ講座プログラム「下町芸術大学」を開学します。
神戸にゆかりのある多彩な講師たちと多角的な視点から地域に内在する本質的価値を読み解き、地域がもつ課題や新たな魅力を見出すことを目指します。
主催
NPO法人DANCE BOX
新長田アートコモンズ実行委員会
講義内容についてはこちら
参加者特典
[特典1]
参加者は各エリアごとに少人数グループに分かれます。
グループごとのミーティング、リサーチなどの活動拠点を用意いたしたします。
活動以外の日もリモートワークや打ち合わせで活用いただけます。
[特典2]
グループごとにメンターやディレクターが適宜活動をサポートします。
プロジェクトに直接かかわらなくても、ライティングスキルを伸ばしたい、各地の実例について深く知りたいという方はお気軽にメンターやディレクターのアドバイスを仰いでください。
プロジェクトメンバー
ディレクター:影山裕樹
プロデューサー:岩本順平
エリアリーダー:合田昌宏、角野史和、前畑洋平
メンター:山下香、横堀ふみ、村上しほり、小嶋新、安黒千能、やまぐちくにこ、首藤義敬
主催
新長田アートコモンズ実行委員会、DANCEBOX
企画協力
千十一編集室、一般社団法人DOR
助成
平成30年度文化庁劇場音楽堂等活性化事業(db)、兵庫県県政150年記念事業、
神戸市「協働と参画」推進助成、大阪コミュニティ財団